2013年5月4日土曜日

いつ褒めるの?今でしょ!!行動分析学から考える褒めるタイミング

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今でしょ



最近は、ブログ更新を忘れるくらい「人の行動」とその後の「メリット・デメリット」に注目し過ぎています。そんな中、最近ようやく手に入れた奥田健次先生の「メリットの法則」を読み始めました。

奥田健次先生は最近、NHKのあさイチにも出演され注目されている行動分析学者です。



奥田健次(おくだけんじ)Kenji Okuda
兵庫県西宮市出身。専門行動療法士、臨床心理士。発達につまずきのある子とその家族への指導のために、全国各地からの支援要請に応えている心理臨床家。日本国内だけでなく、世界各地から招かれる国際的セラピストである。行動上のあらゆる問題を解決に導くための洗練された技術と、子ども一人ひとりに合わせて完全にオーダーメイド化された奇抜でユニークなアイデア、指導プログラムの緻密さについて、国内外の関係者から絶賛されている。
kenjiokuda.comプロフィールより引用)



このメリットの法則」を読んで学んだことをこれからはまとめていきたいと思います。
今までに記事では行動のあとにメリットが伴うとき、その後行動が維持されるとまとめてきました。今回はそこにさらにルールを追加していきたいと思います。(過去記事はこちら




■■ 行動直後のメリット


行動の直後にメリットが伴うとその行動が維持される(行動がくり返される)のですが、そのメリットがタイミングが重要となってきます。あえて行動の直後と表現していますが、これが大切なのです。

様々な研究の成果から、メリットのタイミングは「60秒以内」でなければいけないということらしいのです。それも、早ければ早いほどいいみたい。まさに、行動の直後なのです。

これを「60秒ルール」と呼んでいます。


■■ いつ褒めるの?今でしょ!!


子育てで考えてみましょう。
子どもが、「自分が遊んでいたおもちゃを片付ける」や「帰宅したら靴をそろえる」などの行動をした時、あなたはいつ褒めてあげていますか?自分の作業が終わった段階で片付いた部屋を見て「よくやったね」といった感じではないでしょうか。

先ほど説明しましたが、これでは遅いのです。
片付けたすぐに褒めてあげないと、その片付けるという行動が維持されないのです。60秒以内に!

ご自身で試してみたら、すぐにわかりますよ。
すぐ褒めた行動は本当にくり返されます。子どもなんか特にわかりやすいです。私も「靴そろえ」で試しましたが効果バツグンでした。この60秒ルールを使ってからはすぐに行動が変わったのです。


「いつ褒めるの?」

「今でしょ!!」