2013年5月11日土曜日

行動分析学でいうところの「行動」とは?

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いままでも行動についていくつかまとめてきました。
行動とは、くり返される行動・維持されている行動としていましたが、もう少し突っ込んでみたいと思います。行動とは何かということが、「メリットの法則」にわかりやすく書かれていますのでそれをご紹介します。




■■ 2つの定義を用いる


行動分析学では、「死人テスト」と「具体性テスト」という2つの定義を使うようです。その中でも今回はまず、「死人テスト」についてみていきます。

死人テスト
 行動とは、「死人にはできないこと」である。

 単純な話です。死んだ人にはできることは行動ではないということで、本書には具体例をあげて説明してあります。


  • 食べる(行動である。死人は食べない)
  •  大人しくしている(行動ではない。死人は大人しい)
  • 小さい声でささやく(行動である。死人にはできない) 

まずはこの定義を頭に入れて、人の行動を観察してみることがいいかもしれません。「メリットの法則」の中でも、それが行動か行動でないかを考えることは大切なエクササイズであると述べています。

こういった観点で人の行動をみている方は少ないと思いますが、これを身につけることが「人を動かす」ということへの第一歩となることは間違いないと思われます。

人を動かしたい方は、まず何が行動かを明確にしていくために「死人テスト」を実践してみてはどうでしょう。

次回は、具体性テストについて触れてみたいと思います。


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