2012年9月30日日曜日

部下を輝かせろ


これは課長になったばかりで、ひとりもがいている時に当時の常務からいただいた言葉。
マネジメントって何をやればいいんだろうか?自分の役割って何だろうか? 毎日こんな疑問を抱えていたけど、この言葉をきっかけに、自分のやるべきことが明確になった気がする。


自己満足から機能不全

それまでは、自分中心に考えていた。課長に任命され意気込んでいたということもあるけど、自分が仕組みの中心にいると勘違いしていた。自分がマニュアルを作成しなきゃいけない、問題点は全部自分で解決しなければいけないと思っていた。そうすることで仕事をたくさんこなしている気になっていたのは事実。

すべて自己満足だった。

しばらくすると、抱えている仕事が増えすぎて、はかどらず結果が出ない。機能不全に陥ってしまった・・・。部下には迷惑かけるし、上司には怒られるし、自分ではどうすることもできなかった。


部下を輝かせろ

そんな時、常務からマネジャーの役割は「部下を輝かせること」と助言をいただいた。

心のもやもやが一気に晴れた。
自己満足していた自分、悩んでいた自分がアホらしくなった。自分が仕組みの中心にいるのではなく、部下がそこにいてそれを支えるのがマネジャー。マニュアルの作成や問題点の解決も部下と一緒に行えばいい。
それを実践することで、嘘のように上手く回り始めたし、達成感が倍増した。部下を信頼して、仕事を任せることが大事であると認識した瞬間だ。

社会に出て10年以上経過したけど、この一言がターニング・ポイントになったのは間違いない。


今も、これからも

今も仕事で行き詰まったときは、いつも自問自答している。「自分は部下を輝かせることができているのか?」この基準で自分の仕事を評価している。

「部下を輝かせろ」

これからも、輝かせ続けます。