ホーム > 月曜日の朝に「憂鬱さ」「だるさ」はありませんか?睡眠学から読み解くブルーマンデー
■■ 月曜日の朝、憂鬱になることはありませんか?
「仕事に行きたくない」「なんとなく体調が悪い」など、月曜の朝に調子が悪くなる方がいます。
これをブルーマンデー症候群と言います。
学生さんやビジネスマンは誰しもが、1度は経験しているのではないでしょうか。
似たような言葉で、サザエさん症候群というのもあります。
これは、日曜日の夜にTVアニメ「サザエさん」を見るだけで明日は月曜日だと感じ、憂鬱な気分になる方のことです。同じような言葉として扱われています。
■■ 睡眠学の視点からブルーマンデーを読み解く
今回は、このブルーマンデーを睡眠学の視点からみてみたいと思います。
それでは、Aさんの睡眠状態を確認してみましょう。
黒色の部分が睡眠です。
平日の平均睡眠時間は6時間ほど。休日になると8時間睡眠になります。
みなさんお気付きのように、休日の就寝時刻が深夜2時となっています。仕事の日はあまり遊ぶことができないので、休日の前日に遊んだり、インターネットをしたり・・・どんどん就寝時刻が遅れます。
そのため、起床時刻も遅れます。
平日の睡眠不足もあるため、睡眠時間は2時間も延長しています。
このような経験はありませんか??
■■ 週末の遅寝遅起きが問題
問題はここからです。
日曜の夜(日曜から月曜にかけて)の睡眠はどうでしょうか?極端に睡眠時間が短くなっています。
これはなぜでしょうか?
◎眠る準備
人間はもともと朝起きて光を浴びた時から14〜16時間ほどしたら眠る準備を始めます。そのため、朝起きるのが遅くなると、それだけ寝る時間が遅くなってしまうのです。
これが日曜の夜に眠気がこない(就寝時刻が遅くなる)原因です。
就寝時刻は遅くなりますが、仕事があるため朝は6時に起きなければなりません。4時間睡眠です。
◎睡眠不足
睡眠不足で、月曜の仕事にのぞまなければなりません。
「気分が冴えない」「どうも気だるい」は、睡眠不足による症状と思われます。ブルーマンデーの症状と似ていると思いませんか?
これだけでブルーマンデーを語ることはできないと思いませんが、多少なりとも影響しているかもしれません。
■■ ブルーマンデーを防ぐための処方箋
どうしたらいいか?
それは簡単です。
休日も、平日と同じように過ごすことです。むしろ平日の疲れもあるため、休日こそ早く寝る必要があるかもしれません。早く寝て、6時(平日起床時刻)に起きる。
その生活をすれば、月曜の朝の気分はスッキリしているに違いありません。
しかし、この対策を実践することが一番難しいんだとご意見いただくかもしれません。休みの日は、遊びたいんだと。
ただ、月曜がスッキリ過ごせれば、1週間がハッピーに過ごせるはずです。
ぜひ一度、試してみませんか??
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